GOLD’S GYM Member Interview


佐伯美香(さいき・みか)
1971年9月25日生まれ。身長172cmと小柄ながらキレのあるスパイクを武器にインドアのバレーボールで活躍。1996年のアトランタ五輪にはバレーボールで出場。翌1997年にビーチバレーに転向し、2000年シドニー五輪ではビーチバレーで4位入賞(ペアは高橋有紀子選手)を果たす。その後、結婚のため引退するが、出産を経て2002年に復帰。北京五輪出場後、2009年4年に第一線を退くことを発表。現在は、これまでの経験を次世代に伝えながら、ビーチバレー、バレーボールの普及に尽力している。

自分の気持ちがあれば、
いくらでも身体を変えられる
いくらでも身体を変えられる
インドアからアウトドアへの転進、女子ビーチバレーの第一人者として活躍し、2000年シドニー五輪で4位入賞(ペアは高橋有紀子選手)。その後、結婚のため引退、そして出産を経て2002年にカムバック。2008年には北京五輪への出場も果たした(ペアは楠原千秋選手)。2009年4月、第一線から退くことを表明した佐伯選手。北京五輪の出場権をめぐり予選を戦っている最中、ゴールドジム湘南神奈川を訪ねた際のインタビューをどうぞ。
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- ビーチバレーという「高さ」を求められる競技の中で、長身の外国勢とどう戦いますか?
- 佐伯
- 海外だと180cmぐらいの選手は普通にいますから、172cmの私はかなり小さい方です。高さがない分、スピードを持ち味にして、全身を上手く使ったり、横の動きを取り入れたりして、外国人選手とのフィジカルの差を埋めようという考え方です。そうなるとトレーニングがとても重要になってきます。
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- さきほど、スナッチをされているのを拝見しました。五十嵐トレーナーと笑いあり、気合いありで楽しそうでしたね。
- 佐伯
- 自分でも盛り上げながら、トレーナーにも盛り上げてもらって、いつもあんな感じで、声を出してやっています。
- 五十嵐
- ご覧になったスナッチという種目は瞬間の力でして、静か~にやっていても神経的な興奮が起きませんから、やっぱり、ああやって「アァー!!」と声が出るぐらいじゃないと重いのは上がりません(笑)
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- 佐伯選手は一人で黙々とやるよりも、トレーナーと一緒にやる方式が合っているのでしょうか?
- 佐伯
- そうですね。特にフォームというのは、自分では良いと思っていても軸が違っていたりするので、外からチェックしてもらったほうが良いです。見てもらっているという安心感もあります。これまで私のレシーブのフォームはヒザに負担をかけるものだったので、今は、出来るだけ負担がかからないように、まず、形、フォームを丁寧に作っています。自分に合った、ベストのフォームの重要性を、25年間やってきて初めて実感しました。
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- 以前はトレーニングによって体に負担をかけることもあったのでしょうか。
- 佐伯
- インドアの時代にもトレーニングを行なってはいましたが、6時間のバレーの練習のあとでメニューを渡されて、ただ淡々とやるだけ。私自身、モチベーションは低かったです。何十人もの選手が同じメニューでやっていました。人それぞれ、強いところ、弱いところの違いがあるにもかかわらずです。ビーチバレーに転向してからも、知識の無いままやっていたので偏りがありました。体に負担をかけていたと思います。
- 五十嵐
- 僕が佐伯選手と出会ったのはちょうど負担が蓄積してきて、歪みが出始める時期でした。
- 佐伯
- 本当にすごいタイミングで出会うことができて、もしこれが無かったらどうなっていたのかなという風に思います。その時は出産を経験した後でした。フォームを見てもらうと、出産の影響で弱くなっていたり、硬くなっていたりする箇所が見つかりました。レシーブの低い姿勢が維持できない原因が、股関節にあったというのは発見でした。競技に直接関係する問題でしたからね。
- 五十嵐
- 二人でやるようになってまだ一年半で、ちょうど0歳児が1歳半になって、ようやく歩き出したようなものです。トレーニングは成果が出るまでに2、3年かかりますから、これからの伸びが期待できます。
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- トレーニングの分野で、佐伯選手は随分初々しい、と。
- 佐伯
- ハハハ(笑)。
- 五十嵐
- 大切なのは本人が初々しい、吸収力のある状態であること。それから、刺激がフレッシュであるということです。日本のスポーツ界にありがちな、考える余裕の無い中で、同じことを繰り返すようなやり方には限界があるんですよね。ゴールドジムには、良い情報を発信し、誤った慣習を正す役割を担っていただきたいですよね。
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- 佐伯選手はゴールドジムに何を期待されますか?
- 佐伯> >dd>「男になる時間」ですかね(笑)。ゴールドジムでトレーニングしていらっしゃる方って、すごい方が多いじゃないですか。刺激になりますよね。近くでやっているのを見ると、「ああ、負けていられない!」って。対抗意識じゃないですけど、そういう気持ちになります。
- 五十嵐
- 単に「すごいな~」と感心するだけじゃなく、「負けるもんか!」となるところが、佐伯選手のアスリートらしさですよね。
- 佐伯
- 実際続けていると、上がるはずがないと思っていた重さが上がるようになります。伸びているのが分かるのは嬉しいですよね。
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- ビーチバレーはアスリートらしさと同時に、女性らしさも注目されているように思います。この点についてはどう考えていますか?
- 佐伯
- うーん…、ね? やっぱり水着ですから。気にはなりますよ。もちろん、それを意識してトレーニングするわけじゃないですけど、ひとつ言えるのは、やめたら太るだろうということです。私は絶対そういう体質です。だから、トレーニングはビーチバレーのためだけじゃなく、この先も続けていくでしょう。
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- 同じように汗を流している方々にメッセージをお願いします。
- 佐伯
- 大切なのは気持ちだと思います。自分の気持ちさえあれば、いくらでも体を変えられる。年齢も関係ないし、性別も関係ないし、自分が何を目指すかという気持ち、そういう気持ちが大切なのかなと思います。

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